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茶房カオル
BMCの発行している小冊子『月刊ビル』の喫茶コラムで
今回ご紹介した『茶房カオル』さん。
1ページにはとても収めきれないほど本当に素敵な喫茶店だったので
溢れた魅力の続きをこちらで。

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南海電車の堺東駅から徒歩10分ほど。
緩やかに迎えいれてくれるこの佇まいが
この扉の先の素敵な出会いの予感に、一層胸をふくらませます。

月刊ビルでも紹介していますが
お店に立たれている孝子さんは
今月号で特集した浪花組ビルの初代社長の娘さん。
そんな初代社長、会社を背負っているうえに
写真だと見た目がかなりどっしりとして少し近寄りがたい容姿...
しかし、実は宝塚など美しいものが好きだったり
食通だったりとハイカラな面を持っていて、
昔から家族を色んな場所に連れていって喜ばせるのが
好きな方だったそうです。
孝子さんはそんな幼い頃の記憶から自然と本物の珈琲の美味しさに
魅了され、喫茶店を開こうと思うようになり、当時有名だった
心斎橋の『喫茶御門』でウエイトレスとして働きました。

これは余談ですが、この喫茶御門、
BMCお宝写真集『洋風喫茶店』にものっているのです!
モノクロ写真の中に広がる夢のような空間に、
目の前にいる孝子さんがかつていたと思うと、何ともいえぬ感動。

孝子さんは店作りのため
数えきれないほどいろんな喫茶店に足を運び、
20代の若さで自らの人生を懸けて開業。
今の旦那さんと二人三脚で、お店を支えています。

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1952年に創業し、1978年に改装。
梁にはその年号が刻まれています。

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家具はほぼ当時のまま。
統一された木の椅子は時間を重ねた色味と艶が美しく、
座面も張り替えをしながら今日まで大切に使われています。
他では見ない、店内に飾られている工芸品や照明器具なども
このお店のために設計士さんが作られてたものが店内を飾ります。
良いものを大切にされる孝子さんの心が伝わります。

3.jpg

キッチンの壁タイルもカワイイ!

7.jpg

茶房カオルに流れる穏やかで品のある空気は、
ご夫婦の素敵な人柄があってこそ生まれるもの。

「喜んでもらえるように」と最高のサービスへの想いから
これまでにたくさんの苦労がありました。
当時まだ高級嗜好品であった珈琲。
名ばかりの珈琲ばかりが出回る当時
適正な値段と本当の味を守るのは大変でしたが、
信頼を寄せる珈琲豆屋さんが
毎日その日の分だけ自転車で心斎橋から届けてくれたり、
孝子さん自身もお店に出すパンを毎日バスにのって取りにいったり。

今より便利ではない分、人と人の繋がりは深く、ドラマチックで、
「人は孤独では生きられないのよ」という孝子さんのことばは
経験してこその重みがあります。

さりげないピンクのマニュキアが似合う
お洒落で優雅な孝子さんと
孝子さんを温かく包む旦那さまの貫二さん。
本当に素敵なご夫婦です。

私たちの活動を快く受け入れてくださって
色々なお話を聞かせていただきました。

嬉しかったのは、こちらからお願いしてお話を聞くなかで
孝子さん自身が当時の記憶を懐かしんで思い出せたことを
とても喜んでくれたこと。
このお店に出会えたことを嬉しく思います。

機会があれば、ぜひ足をお運びください。

『茶房カオル』
堺市堺区北向陽町
7時から18時まで営業


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